職場でのミスや家庭内の小さなトラブルなどにおいて、「怒られる」ということは誰にでもあると思います。
ほとんどの人は怒られると落ち込んだり、反省したりすると思いますが、中には意に介せずケロッとしている人がいます。
なんでそんな反応になるんだろう。。と不思議に思ってしまいますが、そんな反応をする彼らの心理的背景を探ることで、理解するきっかけになればいいと思います。
参考になれば幸いです。
- ケロッとしてしまう人の言動や原因
- 怒られてもケロッとしている人の心理的背景
- その行動をすることによる周囲の影響とメリットとデメリット
- ケロッとする人への効果的な対処法と関わり方の工夫
ケロッとしている人は怒られ慣れている?
子供時代の経験と怒られ慣れの関係
子供の頃に頻繁に叱られると、怒られることに慣れ、感受性が鈍くなる傾向があります。
例えば、学校での頻繁な注意や家庭内での厳しい叱責などが多かった場合に影響します。
その結果、 大人になっても「怒られても動じない」など、反省の感情が薄れることがあります。
これは、怒られることに対する恐怖心や緊張感が薄れているためです。
自己正当化してしまう
怒られても落ち込まない人の中には、自分は悪くないと思っている人がいます。
彼らは、怒られた場面では反省したふりをしていったんは謝るかもしれませんが、その場が過ぎれば反省することはありません。
自分が悪いとは思わず、誰かのせいにしたがる傾向があります。
責任感の欠如
特に職場で怒られているのにケロッとしている人は、自分の仕事に対して責任感がないことが多いです。
責任を感じていれば、怒られたことに対して反省したり、反論したりするはずですが、そういったリアクションがないのは、仕事や周囲の人間を軽んじている証拠です。
怒られた過去の経験から、ある意味自己防衛のためのガードがかかってしまっているのかもしれませんね。
怒られてもケロッとしている人のエピソード
ここで、実際にあったエピソードを紹介します。
以前勤めていた会社の同僚Aさん、ある仕事の大事なプロジェクトでルール違反をしてしまいました。
そこで素直に非を認め、迷惑をかけた周りに一言、謝罪をしてくれたら良かった話なのですが(誰しも失敗はありますしね)
彼は自分の行動を正当化し、周囲の怒りにも動じずケロッとした態度でした。
そんな自己中心的な態度に同プロジェクトの仲間たちは憤慨し、Aさんに対する信頼もなくなり、関係性が悪化しました。
一部で仲間割れしたりとチームワークも崩壊。一気に雰囲気が悪くなりました。
たったひとりの反省も見られないその態度から、ここまで状況が悪くなるものなのかと、ちょっと驚きの経験でしたね。
周りのそんな反応を見てもAさんの「自分は悪くないし」という態度を貫く感じは、見ていてとても不思議でした。。
怒られてもケロッとしている人の心理的背景
図太い神経と羞恥心の欠如
ケロッとする人の心理的背景としては、下記があげられます。
- 神経が図太い
- 羞恥心の欠如
彼らの行動パターンはこれらの要素が形作っていると思われます。
図太い神経のメリットとデメリット
図太い神経を持つことは、良い場面も多々ありますが、良くない面ももちろんあります。
社会生活においてはどう影響してくるのでしょうか。
- メリット:
- ストレス耐性: 図太い神経を持つ人は、ストレスやプレッシャーに強く、困難な状況でも冷静さを保つことができます。
- 自信: 自分に対する自信があり、他人の意見に左右されにくいため、自己主張が強くなります。
- デメリット:
- 共感の欠如: 他人の感情や立場に対する共感が不足しているため、人間関係において問題を引き起こすことがあります。
- 責任感の不足: 自分の行動やその結果に対する責任感が低いため、周囲とのトラブルが生じやすいです。
ケロッとしている人の共通点は、デメリット部分の要素が強く出ている感じですね!
なぜケロッとしてしまうのか自分でもわからない?
ネットではこのような書き込みがありました。
私は怒られてもケロッとしてるのが悩みです。考え的には次やらなかったらいいかなって思っています。反省してないから全然落ち込まないのでしょうか?
引用:yahoo知恵袋より
なぜそのような態度をしてしまうのか、自分でもわからないということがあるんですね。
ケロッとする人への対処法
効果的なコミュニケーションと関係構築
怒られても平然としている人々、いわゆる「ケロッとする人」への対処法は、社会人生活を送るうえで知っておきたいテーマですよね。
では彼らとの効果的なコミュニケーションや関係構築とは、どのように行えば良いのでしょうか。
関わり方の工夫
トラブルを避けるための対人関係を保つコツとして、下記を意識しましょう。
- 最低限の関わりを保つ:
ケロッとする人との関わりは、必要最低限に留めることです。
彼らに対しては過度に期待をしないようにして、自分や仲間の時間やエネルギーを無駄に消耗しないようにしましょう。 - 共感力の欠如を理解する:
彼らは、しばしば共感力が欠けており、他人の気持ちを理解するのが苦手です。
それを見極め、感情的な反応を期待するのは避け、事実ベースでのコミュニケーションを心がけましょう。 - 自己中心的な行動に注意:
ケロッとしている人は、自分の行動が他人にどのような影響を与えるかをあまり考えません。
なので、彼らの行動が自分やチームに悪影響を及ぼす可能性があるかもと感じたときは、失敗しないように手助けをしたり、よく観察しておくなど早めに対処することが大切です。
過度に手助けをするのは違うかもしれませんが、トラブルを未然に防いでストレスフリーで仕事をするためには、仕方ないのかもしれません。。
怒られてもケロッとしてる人の心理とは?その背景と対処法!・まとめ
怒られてもケロッとしている人は、私たちの周りに多少なりともいます。
その態度に怒って嫌いになってしまうのは簡単ですが、彼らとの関わり方を工夫して、共感力の欠如を少しでも理解することで、トラブルを避け、効果的なコミュニケーションを図ることもできると思います。
またそれもひとつの方法かなと思いますので、参考にしてみてください。
では記事のポイントをまとめます。
- 怒られることは誰にでもあるが、中には怒られてもケロッとしている人がいる
- 子供時代の頻繁な叱責により、怒られることに慣れ感受性が鈍くなることがある
- 自己正当化する傾向があり、怒られた場面では反省したふりをするが本質的に反省しない
- 職場で怒られてもケロッとしている人は、仕事に対する責任感が欠如していることが多い
- 怒られた過去の経験から自己防衛のためのガードがかかることがある
- ケロッとする人の心理的背景には図太い神経や羞恥心の欠如が関係する
- 図太い神経にはメリットもあるが、共感の欠如や責任感の不足がデメリットとして挙げられる
- 自分でもなぜケロッとしてしまうのかわからないという人もいる
- ケロッとする人への対処法には、関わり方の工夫が重要
- ケロッとする人との関わりは必要最低限に留め、共感力の欠如を理解することが効果的
- 自己中心的な行動に注意し、悪影響を及ぼす可能性がある場合は早めに対処する
- 彼らとの関わり方を工夫し、共感力の欠如を理解することでトラブルを避けることができる