このような疑問をもっている方、多いのではないでしょうか。
『白湯』ってよく聞くけど、お湯じゃダメなの?
どんな違いや効果があるの?
冷めたら飲みにくいときはどうしたら良いの?
白湯って、結局ただのお湯でしょ?
確かにただのお湯と思ってしまう方もいるかもしれません。
ですが、白湯は『ただのお湯』と言ってしまうのはもったいない、素晴らしい効果が期待できるんです。
インド発祥の伝統医学「アーユルヴェーダ」では、白湯は体を健康にたもつための飲み物と言われています。
この記事では、正しい作り置きやおすすめの保存方法を知ることで、いつでも新鮮で美味しい白湯を手軽に楽しむことができるように解説します。
体を内側からしっかりと温め、健康的な毎日を過ごしましょう。
- 白湯の基本的な定義と、一般的なお湯との違い
- 体に良い白湯を作るための水の選び方と煮詰める重要性
- 作った白湯が冷めたら飲みにくい場合の作り置き保存方法
- 白湯の日常的な摂取による健康や美容への多岐にわたる効果
白湯はお湯じゃダメなのか?解説
- 白湯とは
- 白湯はお湯じゃダメなの?
- 沸騰させないとダメ?
- 適切な温度まで冷ます
- 白湯の日持ち
白湯とは
まず『白湯』とは何でしょうか。
白湯は、単純に水を温めたお湯とは異なります。
白湯とは一度沸騰させた水を、飲める温度まで冷ました状態のものをさします。
沸騰させ煮詰めることで不純物のない純粋な白湯となり、口当たりがまろやかで、体にも優しく作用する飲み物になります。
特に、冷え性の方や消化が弱い方にはおすすめになりますね。
白湯はお湯じゃダメなの?
白湯とお湯は、作り方に違いがあります。
- 白湯:
水から一度沸騰させ、煮詰め、飲める状態まで自然に冷ましたもの - お湯:
水を温めただけのもの
水道水には残留塩素やトリハロメタンなどの不純物が含まれているため、ただのお湯ですとそれらの要素を完全に除去することができません。
いったん沸騰させ煮詰めることで不純物をなくすことができるので、不純物のない白湯は『体に良い』ということになります。
沸騰させないとダメ?簡単な作り方もあります
水を必ず沸騰させないといけない?毎回だと面倒。。
沸騰させなくても良い場合もあります!
市販のミネラルウォーター・浄水器の水の場合
市販のミネラルウォーターや浄水器からの水※を使用する場合は、残留塩素やトリハロメタンは存在しませんので、煮詰める必要はありません。
ですので、電気ポットなどで一度沸騰させるだけで良いので、用意するのも楽になりますね。
- トリハロメタンなどを除去できるカートリッジを使用している場合のみ
水道水の場合
水道水を使用する際には、残留塩素やトリハロメタンなどの不純物を取り除くために、必ず沸騰➡︎10分ほど煮詰めるようにしてください。
この工程を経てから自然に冷まし白湯を作ることで、より美味しい白湯を楽しむことができます。
適切な温度まで冷ます
白湯を飲む際の適切な温度は、人それぞれ異なりますが、一般的には50℃前後がおすすめです。
熱すぎず冷たくない、このくらい温度だと、口の中で熱さを感じることなく、白湯のまろやかな味を楽しむことができます。
熱すぎると飲む際にやけどのリスクがあるため、注意が必要です。
白湯の日持ち
飲むたびに白湯を作るわけではない場合、保温ポットやボトルなどに保管して適宜飲むことになると思いますが、一度作った白湯は、1日(24時間以内)で飲み切るようにし、残った分は捨ててください。
翌日はまた新たに白湯を作るようにして、いつでも新鮮な白湯が飲めるようにしましょう。
白湯の効果、冷めたら飲みにくいときのおすすめ保存方法
- 白湯がもたらす効果
- デメリットや注意点
- 最適な飲む量・タイミング
- 冷めたら飲みにくい?なら作り置きがおすすめ
白湯がもたらす効果
白湯は、そのシンプルな名前とは裏腹に、多くの健康効果を持っています。
- 体を内側から温め、体温調節や基礎代謝の向上が期待できる
- 内臓機能が活発になり、老廃物の排出が促進されるデトックス効果
- 血行促進の効果により、冷え性の方や血行が悪い方に作用
- 消化機能の改善により、食後の胃腸の不調をやわらげる
これらの効果を最大限に引き出すためには、日常的に白湯を取り入れることが鍵となります。
白湯を継続的に飲むことで、健康維持や美容、体調管理に役立つことでしょう。
デメリットや注意点
白湯は健康志向の高まりや取り入れやすさなどもあり、多くの人が実行している健康法です。
ですが、たくさん飲めば良いというわけでもありません。
多くの健康効果が期待される一方で、余計に飲みすぎてしまうことにより、少ないながらもデメリットがあります。
過度に飲みすぎると、体内の水分バランスを乱す可能性があり、むくみやすい方は悪化する恐れがあります。
また、適切に飲める温度まで冷めないまま飲んで火傷をしてしまったり、飲みすぎてトイレが近くなってしまうこともあるかと思います。
とにかくたくさん摂取すれば良い、というわけではないんですね!
とはいえ、ほぼほぼメリットの方が多いので、適切な量を、適切な方法で飲むようにしましょう。
最適な飲む量・タイミング
白湯の最適な飲む量は、1日に600〜800ml程度とされています。
食事からも水分は摂れますので、この量を超えると、水分過多になるリスクがあるため注意が必要です。
飲むタイミングとしては、このようにスケジュールすると適切に取り入れられると思います。
飲むタイミング | 飲む量 |
---|---|
朝起きたあと | 200ml(コップ1杯) |
毎食後(1日3回) | 150ml(少なめコップ1杯) |
寝る前 | 150ml(少なめコップ1杯) |
食後に白湯を飲むことで、消化を助ける効果が期待できます。
入浴後〜寝る前に飲むと、体を内側から温めることができ、冷え性の改善やリラックス効果にも役立ちます。
あまりガチガチに考える必要もありませんが、一度にたくさん飲んでも効果は半減します。
適切に、効果的に飲みたいですね。
冷めたら飲みにくい?なら作り置きがおすすめ
ずっと在宅している人ばかりではないので、白湯を準備するにもあまり手間はかけたくないですよね。
また、寒い時期は白湯が冷めてしまったら飲みたくなくなりそうです。
そこで、作り置きをします。
朝起きてすぐ、水を沸かし白湯を作ったら、保温タイプのポットや外出用には保温対応のステンレスポトルに入れておくのがおすすめです。
保温タイプでしたら完全に冷めてしまうこともないですし、1日で飲みきれる量(800ml程度)ですのでジャマにもならないのではないでしょうか。
私は在宅ワークをしているので、保温タイプのポットに入れておいて飲むタイミングでカップに注いで飲んでいます。
こちらのサーモスの卓上ポットは700ml容量でコンパクトで使いやすいです。
沸かしたあと、しばらく冷ましてから朝イチで飲む分だけカップに注ぎ、残りをこちらのポットに入れておけば、このサイズで充分です。
最近はこちらのポットも気になってます
ピーコックのこちらのポットは口が広いので、ガッツリ手を入れて洗えるのが良いと思います。
デザインもスタイリッシュでステキですよね。
白湯はお湯じゃダメ?冷めたら飲みにくいときは?違いや作り置き方法を解説!・まとめ
手軽でコストもかからずに体に良い白湯、本当に素晴らしいなと思います。
お湯じゃダメ?なんて言わずに、ひと手間かけて白湯をつくり、体を内側から温めましょう。
都度作るのも大変なので、適切に作り置きをしたいですね。
特に女性は冷え性の方も多いので(私もそうです)、寒い冬を迎える前に取り入れてみてはいかがでしょうか。
では、最後に記事のポイントをまとめます。
- 白湯は一度沸騰させた水を飲める温度まで冷ましたものである
- 白湯は口当たりがまろやかで、体に優しく作用する飲み物である
- 白湯とお湯の違いは、白湯は水から一度沸騰させて煮詰めたものである
- 水道水には残留塩素やトリハロメタンなどの不純物が含まれている
- 市販のミネラルウォーターや浄水器の水は煮詰める必要がない
- 保温タイプのポットや保温対応のステンレスボトルに白湯を保存するのがおすすめである
- 一度作った白湯は、1日(24時間以内)で飲み切ることが推奨される
- 白湯の最適な飲む量は1日に600〜800ml程度である
- 食後に白湯を飲むことで消化を助ける効果が期待できる
- 入浴後〜寝る前に飲むと、体を内側から温めることができる
- 白湯は体を内側から温め、基礎代謝の向上やデトックス効果が期待できる
- 継続的に白湯を飲むことで、健康維持や美容、体調管理に役立つ
- おすすめの白湯の保存方法